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雑誌屋の心意気

 6月18日号の週刊文春に「GM破綻 自動車ウォーズ 生き残るのはどこだ」のタイトルの付いたレポートを掲載しました。「トヨタも盤石ではない」との刺激的なサブタイトルがついていたせいか、反響は大きかったようです。

 22日発売の週刊プレイボーイに小生のインタビュー記事が掲載されます。週刊プレーボーイは学生時代に平凡パンチ(すでに廃刊)と並ぶ若者向けの雑誌でした。それから40年が過ぎ、インタビューに来た編集部の人から最新号を手渡され、意外に硬派の雑誌であることに見直しました。

 他の雑誌の例に洩れず、広告が激減していることに頭を悩ましているようでしたが、編集部の東田健君曰く、「雑誌の本当のスポンサーは読者なのです。我々はそう思って雑誌を作っています」との言葉には感激しました。これが雑誌屋の心意気なのでしょう。

 果たしてどんなインタビュー記事に仕上がっているか。今から楽しみです。

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米国でマスクをするのは強盗か麻薬患者

 日本列島が新型インフルエンザ騒ぎに巻き込まれている最中、講演と取材のため米国に行ってきました。出発直前にニューヨークの知人から一通のメールが届きました。

「米国に来た際、間違ってもマスクをしないでください。米国でマスクをする人は、銀行強盗か麻薬患者というのは通り相場だからです」

 確かにニューヨークではマスクをしている人は一人も見かけませんでした。テレビもほとんど報じておりません。米国では感染した人がマスクをかけて出歩くのは非常識。万が一、自分が感染したという自覚があるのなら、ほかの人に移さないように家で安静する」というのが基本だそうです。感染されないためマスクをするという日本とは大違いです。

 ニューヨークの後にデトロイトに行きましたが、ここでもマスクをしている人は見かけませんでした。

「デトロイトに限らず米国でマスクをするのは勇気が要ります。日本の親会社は現地の従業員の分も含め、大量のマスクを送ってきましたが、倉庫に眠ったままです。今回のインフルエンザが弱毒性と判明したとたん、ミシガン州では感染者の調査を止めてしまいました。日本の新聞では毎日、感染者の数を発表してますが、米国の感染者が殆ど増えていないのは、調査を止めたからです」

 デトロイトで会った日系企業のトップの話です。

 日本では厚労大臣が深夜に緊急記者会見をしたり総理大臣が連日、テレビに出て、国民に落ち着くよう語りかけていますが、実態は政府が煽っているとしか思えません。これで経済が停滞して何兆円もの損失が発生しています。こうした光景を見るにつけ、日本はいかに平和ボケに陥っているかがわかります。

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日本と米国の書評の違い

  予定通り4月10日に「ザ・ハウス・オブ・トヨタ」の文庫本上下、15日に「トヨタ・ストラテジー」の単行本が文藝春秋から発売されました。文庫本、単行本とも装丁は多田和博さん、イラストは西口司郎さんと、私が勝手に”チーム佐藤”と呼んでいる人たちです。

 単行本、文庫本の装丁はホームページを参照してもらえば分かりますが、品の良くしかも目立つ表紙で満足しています。見本刷りは発売日以前に手元に届いていますが、発売日は書き手にとって特別の日です。譬えて言えば、高校生の時代に彼女と初デートしたようなうきうきした気持です。

 発売日にはいつものように4、5軒の本屋さんを回ります。平積みされているのを確認すると、店員さんに「この本は売れそうですか」と聞くこともあります。ビジネス街の書店では、リキが入ってのが分かります。数日後、同じ冊数が摘んである光景を見ると、「一冊も売れなかったのかな」と悲観的になったり、「売れたから在庫を積み増したのではないか」と楽観視します。ともあれ書き手としては、多く売れるというより、より多くの人に読んでほしいというのが正直な気持ちです。

 米国と日本の違いは、書評にあります。日本では出版元は発売と同時に新聞社などに贈呈します。書評委員会を通れば1、2カ月後に紙面化されます。ところが米国では発売直後、本によっては発売日前に書評が出ることがままあります。ニューヨーク・タイムズに取り上げてもらうには、出版元は最低でも発売日の2,3カ月前に送らなければなりません。出版元は書評の反応を見ながら発行部数を決めます。

 トヨタ・ストラテジーは日本語版に先駆けて昨年12月半ばに英語版(タイトルはトヨタ リーダーズ)を出しましたが、運よくクリスマス直後に「ニューヨーク・ポスト」で取り上げてもらいました。これから1、2カ月先に日本のマスコミがどんな取り上げ方をしてくれるか、今から楽しみにしています。

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