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 オープンカレッジin長岡

 私がメンバーになっているエンジン01文化戦略会議が主催するオープンカレッジが、18日から20日まで新潟県の長岡市で開かれました。初日は仕事の関係で3つのオープニングシンポジュームを聞くことができませんでした。ただ夕方の五時半から始まったミニコンサートにはようやく間に合いました。ミニとはいえ休憩なしの90分ですから、内容のあるものでした。コンサートはN響の第一コンサートとマスターの篠崎史紀さんのバイオリンから始まり、オペラ歌手の中丸三千繪、元宝塚歌劇団宇組の初代男役スターの姿月あさとさんなどが歌ってくれました。それが終わった後、市内のホテルで県知事や市長などの主催によるウエルカムパーティに参加しました。

 翌19日は、舞台を長岡造形大学に移し1時限から4時限まで、与えられたテーマについて議論するのです。テーマは柔らかいものから硬派まで千差万別。受講料は1講座500円。講師はすべて手弁当です。この日だけで受講者は延べ5000人を超えたそうです。長岡市の人口は30万人ですから、単純計算で市民の60人に1人李が参加したことになります。

 私が出席したのは「飾りじゃないよ自衛隊は」と「飛んで飛んでーーどうなる航空会社?」の二つです。防衛論は拓殖大学の教授で、その道の専門家の森本敏さん、作曲家の三枝成彰さん、NHKのプロデューサー兼演出家のロッド・マイヤールさんと私が講師として参加しました。またエアラインはわたしのほか、元三菱商事副社長の相原宏徳さん、「塀の中の懲りない面々」で大ヒットと飛ばした安部譲二さんの3人で議論しました。私は日経時代に短期間防衛産業を取材した経験がったので、むかし取ったきねづかが少し役に立ちました。エアラインについても、部長時代に航空会社の幹部と付き合ったのが役に立ちました。いずれにせよ、冷や汗ものでしたが、与えられた時間はあっという間に過ぎました。 

 講座が終わった後は信濃川で打ち上げられる花火を見物。花火といえば夏ですが、長岡では冬も打ち上げます。長岡のオープンカレッジは、運よく冬の花火大会とぶつかたというより、花火大会に合わせて開催したのでしょう。夏に明治神宮外苑で打ち上げられる花火は、表参道の私の事務所からよく見えますが、都心のせいか大きな花火は打ち上げられません。長岡では夏には3尺玉が打ち上げるそうですが、冬は2尺玉にとどめているそうです。雪を覆われた山並みを背にした信濃川沿いで打ち上げられる花火は圧巻で、しばし寒さを忘れてしまいました。

 花火の後は、「夜楽」と称して、講師が市内の21の飲食店に分かれ、地元の人と懇親しました。私が出たのは「味処 呑平」というところで、料理評論家の山本益博さん、ギタリストの布袋寅泰さん、音楽評論家の湯川れい子さん、週刊新潮の担当部長の中瀬ゆかりさん、建築家の堀池秀人さんが一緒でした。会場の広間には4つのテーブルがあり、6人が各テーブルを回るので、長岡の銘酒は堪能出来ましたが、各テーブルとも話に盛り上がり、長岡の味を楽しむことはできませんでした。

 エンジン01のメンバーは100人を超しますが、メンバーの懇親を深める意味から夜楽が終わった後、ホテルに戻り酒を交わしながらいろんな人と話しました。メンバーは学者、評論家、作家、ジャーナリスト、料理家、教育者、芸能人、スポーツ選手と多岐にわたっており、異分野の人との交流は見聞が広がります。親睦会はホテルの都合で12時で終わり、私は部屋に戻った途端バタンキューでしたが、中には市内の居酒屋に繰り出して朝まで議論した兵もいたようです。次回は鳥取市出の開催が決まっており、今から楽しみにしております。

 

 

について議論するのです。

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