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直木賞

 ことし上半期の直木賞は佐々木譲さんの「廃墟に乞う」と白石一文さんの「ほかならぬ人へ」に決まりました。

昨年、12月にノミネートされたとき、私は頭を抱えてしまいました。二人とも旧知の間柄だからです。

佐々木さんが日米開戦前夜を描いた「ワシントン封印工作」の文庫本化に際しては、僭越ながら私が解説を書書かせてもらいました。

白石さんとは彼が文藝春秋之編集者の時代から知っており、私が書いた「ザ・ハウス・オブ・トヨタ」の文庫本化に際しては、解説をお願いしました。

こうした関係からどちらの作品が選ばれても、嬉しさ半分です。しかしふたを開けてみると、芥川賞は該当作品なしでしたが、直木賞は幸運にも佐々木さんと白石さんのダブル受賞となりました。結果的には二重の喜びとなりました。

今年は縁起が良い年明けになりました。

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中国の労働事情

 例年、正月明けに中国に行きます。今年も1月9日からシンセンに行ってきました。

最初に訪れた15年前は香港の九龍駅から電車に乗り、香港と中国の二つのイミグレーションを通過するのに最低1時間ほどかかりました。

それが今や香港と中国のダブルナンバーを持ったクルマに乗れば、香港側も中国側も、クルマを下りずに手続きを済ますことができます。

昨年はリーマン・ショックの直後で活気がないよう見見えましたが、今年は昔の活気を完全に取り戻していました。

 シンセンの日系企業で一番の悩みの種は、意外かもしれませんが、人手不足だそうです。

数年前までは工場の前には出稼ぎ少女たちで溢れ返っていましたが、そういう光景は今は見当たりせん。

 出稼ぎ少女たちは旧正月の春節に田舎に帰ります。

経営者の悩みの種は、その少女たちが休み明けに果たして帰ってくるかどうかです。

中国は政府の方針で、内陸部に積極的に工場を誘致しています。

工場が出来れば、わざわざ沿岸部の都市に出稼ぎに来る必要がなくなります。

2月に入れば春節の休みに入る工場が出てきます。中国経済は順調で、内陸部の工場も続々稼働し始めています。

 帰ってこない少女が多ければ、新規採用に奔走しなければなりません。

少女たちは今や全員携帯電話を持っており、情報交換してたとえ1元でも多い工場に就職します。

携帯電話を持つようになってからは、定着率も悪くなっているようです。

中国は人件費が安いから進出するといった安易な時代は過ぎ去ったことは間違いありません。

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オープンカレッジin高知

 私がこれまで足を踏み入れたことがない県が二つあります。沖縄と高知です。高知といえば明治維新の立役者である坂本竜馬が生まれ育ったところです。政治家では板垣退助や吉田茂、経済界では三菱グループの始祖でもある岩崎弥太郎を輩出した進取の気象に飛んだ土地柄です。その高知が一人当たりの県民所得番付で下から四番目というのは意外でした。

 その高知で、先週末にエンジン01文化戦略会議が主催する「オープンカレッジin高知」が開催されました。エンジン01は作曲家の三枝成彰さん(幹事長)やぴあ社長の矢内廣さん(事務局長)が中心になって作った組織です。因みに高知の大会委員長は作家の林真理子さん、実行委員長は精神科医の和田秀樹さんでした。

 三枝さんと矢内さんは私と元通産相事務次官の棚橋祐治さんが幹事をしている「三水会」のメンバーです。そうした関係で、今回、高知で開かれたオープンカレッジのパネルストを依頼されました。

 会議自体は26日から開かれていますが、メインは28日の土曜日でした。朝10時の一次限から夕方6時までの4時限までです。90分の講座の授業が実に40コマほどありました。入楽料は一講座500円で、大半は事前に売り切れたそうです。

 私が出たのは「今話題の電気自動車」という講座です。アナウンサーの中井美穂さんが司会で、パネリストは私のほか矢内さんとベネッセの福武總一郎会長、それに慶大の清水浩教授でしたが、清水先生は急用でこれなくなり、代わりに教え子の眞貝知志助教が出ました。福武さんは清水先生が開発した電気自動車をビジネスに乗せるため設立した「SIM-Drive」の会長で、電気自動車に一家言持っている人です。

 司会の中井さんは一見自動車とは関係なさそうに見えますが、ご主人は元ヤクルト監督の古田敦さんです。古田さんは元トヨタの社員で、トヨタ時代にはセールス実習や工場実習もやり、しかもクルマのメカにも強く、事前に電気自動車についても教えてもらったそうです。

 会場で電気自動車に乗って見たいという人に挙手してもらたところ、3分の2の人が手を挙げました。ただし前提条件は、価格がハイブリッド車より安いことでした。私の持論も低価格ですので、ユーザーも同じ考えであることを知り、一安心した次第です。

 4時限が終わり、放課後は「夜楽」と称してパネリストと講座に来た人が高知の夜の街に繰り出し、飲みながら、食べながら、語り合い楽しいひとときを過ごしました。

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